札幌市立学校教職員の４年度休職　精神疾患　休務・休職７割前後　市教委　教職員相談室周知

（札幌市 2023-06-07付）

札幌市立学校教職員の休務・休職状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、市立学校教職員の４年度休務・休職状況をまとめた。３０日以上の休務者の総数に対する精神疾患の割合は６６・０％、休職者は７４・１％で、いずれも前年度とほぼ同水準となった。市教委は「引き続き管理職等によるラインケアの充実や、教職員相談室の周知などに取り組んでいきたい」としている。

　３０日以上の休務者の総数は前年度比７人減の２００人。うち精神疾患となっているのは９人減の１３２人で、割合は６６・０％だった。

　休職者は４人減の１３５人。精神疾患の人数は９人減の１００人、割合は７４・１％となった。

　３０日以上の休務者の過去１０年間の推移をみると、平成２７年度まで２００人を上回る状況が続いていたものの、２８年度以降は１５０～１７０人台で推移していた。一転、令和３年度に２０７人に急増し４年度も同水準となった。

(札幌市 2023-06-07付)