帯広市教育研究所　第１回運営委　中学生対象に　学習ソフトウエア　ＧＩＧＡ支援員　校務支援も

（関係団体 2023-06-08付）

帯広市教育研究所・運営委員会

　【帯広発】帯広市教育研究所は２日、市役所で第１回運営委員会を開いた。委員１０人が出席し、本年度の運営方針および研究事業計画を審議した。

　開会に当たり、広瀬容孝教育長が委員に委嘱状を交付。「教育情報センターとしての機能を果たし、具体的な教育環境の改善に努め、地域の信頼獲得につなげたい」と述べ、忌憚のない意見を求めた。

　続いて、事務局が４年度事業および５年度の運営方針等を報告した。

　前年度に関しては、所員研修や各委員会、長期休業中の研修講座などの活動内容を説明した。

　端末の効果的な活用を支援する専門員「おびＧＩＧＡ支援員」の学校派遣については、各校のホームページ更新など情報支援に８６回、端末の活用支援に１２８回の利用があったことを報告。本年度から校務支援に関するサポートも進めることを伝えた。

　また５年度も、学級経営、生徒指導、地域学、情報教育、学習指導の５グループに分かれ、１１項目の研究を推進することを説いた。中でも、データベース教材の開発については、現場からの要望に応え、中学生を対象とした学習ソフトウエアの開発に取り組むことを説明。学級経営および生徒指導に関しては、不登校児童生徒への適切な対応および支援に向けて研究を進める方針を示した。

　委員から「グループ研究で作成された資料など、書面配布だけではなくホームページで閲覧できたら」との声が上がった。事務局は、個人情報の問題や、ＩＤおよびパスワードを入力して閲覧する手間を考慮し、これまでホームページに掲載していなかったことを伝え、「要望に応えられるよう、今後検討したい」と答えた。

(関係団体 2023-06-08付)