全道大会へ十勝国際理解教育研究会　世界に関わる行動力を　１１月１日開催に向け実行委

（関係団体 2023-06-16付）

　【帯広発】十勝地区国際理解教育研究会（野中利晃会長）は８日、帯広市立大空学園義務教育学校で第４４回道国際理解教育研究大会十勝・帯広大会等に向けた第３回実行委員会および定期総会を開いた。大会主題は「多様な世界に関わり続ける行動力を身に付けた児童生徒の育成～世界と関わり何ができるかを考え、主体的に行動する学びの創造」を予定。大会まで５ヵ月を切り、準備期間や当日の流れなどの具体に関して共通理解を図った。

　第４４回道国際理解教育研究大会十勝・帯広大会は、第３３回全国海外子女教育・国際理解教育研究協議会道ブロック大会、第４４回十勝地区国際理解教育研究大会、第２回帯広市立大空学園義務教育学校公開研究会の４大会を兼ねて、１１月１日から２日にわたり開かれる。

　初日は、市内の森の交流館で全道理事会研修会・総会・研究担当者会議に続き、ＪＩＣＡ北海道・帯広を見学。２日目は、大空学園義務教育学校で６授業を公開し、全体会および授業別分科会を実施する。

　前年度から準備を進め、開催まで５ヵ月を切った今月８日、大空学園義務教育学校で第３回実行委員会を開いた。

　野中実行委員長は開会に当たり、２年前に開催される予定だった同大会がコロナ禍の影響で管内の研究大会に切り替わった経緯に触れ「今回は全道から参加者が集まる。大会に向けて全体および各部で話し合いを深めたい」と述べた。

　大会組織でアドバイザーを務める大空学園義務教育学校の村松正仁校長は、外国籍の児童も在籍する同校での教育を「子どもたちにとって共生社会を実感できる場」とし「大会で得た学びを学校経営や授業研究にも生かし、子どもたちの多様な視点を育てたい」と話した。

　続いて、事務局や研究部、大会拠点部など各部から大会に向けた準備の日程、当日の動きなどを報告。７月２９日に道国際理解教育研究協議会「夏の学習会」がオンラインで開かれることを周知したほか、大会当日は全道に広く公開するためにハイブリッド形式で開催することを伝えた。

　このあと、各部で大会当日に向けた打ち合わせを行った。

◆定期総会開き野中会長再任

　同日の定期総会では、４年度の活動報告および決算報告、５年度の活動計画等を確認。再任した野中会長は１１月に開かれる研究大会の開催に触れ「参加して良かったと思える会にしたい」と抱負を述べた。

　本年度役員はつぎのとおり。＝全員再任、敬称略＝

▽会長＝野中利晃（帯広市帯広小校長）

▽副会長＝稲葉珠樹（池田町池田小校長）、牧伊津子（中札内村中札内小校長）、小室彰人（士幌町中央中校長）、河井義徳（音更町柳町小校長）、笠松真一郎（豊頃町豊頃小校長）

▽事務局長＝合田真晃（帯広市啓北小教頭）

(関係団体 2023-06-16付)