札幌幌南小　ＰＭＦ出前講座　音楽の楽しさ味わう　バイオリン奏者らが来校

（札幌市 2023-07-19付）

札幌市立幌南小　ＰＭＦ出前講座

　札幌市立幌南小学校（大宮健一校長）で６月２７日、出前講座「ＰＭＦってなあに？」が開かれた。パシフィック・ミュージック・フェスティバル（ＰＭＦ）修了生でバイオリン奏者の熊谷勇大氏とチェロ奏者の小野木遼氏が、４・５年生約２００人を前に、はやりの曲や校歌など７曲を演奏した。児童たちは音楽の世界や楽しさに触れ、目を輝かせた。

　出前講座は、道教育振興会顧問の丹羽祐而氏が会長を務める「ＰＭＦを応援する会」が主催。約３０年間、札幌で開催されてきた国際的音楽祭を次代につなぐことを目的としている。今回で２回目となる。

　冒頭、三坂桂子事務局次長がＰＭＦについてレクチャー。「世界中から選ばれた若手音楽家を育成する国際教育音楽祭で、３０年以上続いているもの」と説明し「札幌の若い人たちも応援してもらえれば」と呼びかけた。

　続いて、熊谷氏と小野木氏がバイオリンとチェロの特性を説明しながら、それぞれの音色を披露〓写真〓。楽器の素材や音階などを問うクイズも行い、児童たちは楽しみながら楽器について学んだ。

　ティックトックで大きな反響を呼んだ「可愛くてごめん」を演奏した際は、振り付けを覚えている児童が曲に合わせて踊る場面も見られ、児童たちは演奏者と一体になって音楽の楽しさを味わった。

　同校の校歌がサプライズ演奏されると、児童たちは立ち上がり、会場には大きな歌声が響きわたった。

　最後に児童たちが「バイオリンとチェロで様々な曲を聴かせてもらい、楽しかった」と演奏者２人に謝意を伝えた。

(札幌市 2023-07-19付)