札幌市教委　児童生徒災害共済給付

（札幌市 2023-07-20付）

４年度における災害の場合別発生状況（クリックすると拡大表示されます）

札幌市教委　児童生徒災害共済給付

４年度　３０６件増７４７５件

中高増加　中は４１１件大幅増

　札幌市教委は、４年度の児童生徒における災害共済給付状況をまとめた。災害（負傷、疾病、障害、死亡）の発生件数は、全校種を合わせて前年度比３０６件増の７４７５件となった。幼稚園、小学校は減少に転じたものの、中学校、高校は増加。特に中学校は４１１件の大幅な増となった。

　市立学校では、日本スポーツ振興センターの「災害共済給付制度」に全児童生徒が加入。登校から下校までを広い意味での「学校管理下」として捉え、この間に発生した災害について医療費の自己負担額や見舞金等を給付している。

　４年度の給付額は、幼稚園が１０万円、小学校が１８４４万円、中学校が６５６９万円、高校が１７７５万円。

　発生件数は、幼稚園が前年度比１１件減の３５件、小学校が１０２件減の３４３２件、中学校が４１１件増の３４８０件、高校が８件増の５２８件だった。

　傷害別発生状況をみると、幼稚園、小学校は挫傷・打撲が最多でそれぞれ１３件、１０９８件。中学校は骨折が最多の９５０件、高校は捻挫で１２５件だった。

　場合別では、小学校は授業中が１３１８件で最多。休憩・昼休み１１８３件、登下校中３９１件と続いた。

　中学校は課外指導中が最多の１７６０件で、次いで授業中が１１７８件、休憩・昼休みが１９６件だった。

　高校は課外指導中が２８１件、授業中が１２８件、登下校中が４８件となっている。

(札幌市 2023-07-20付)