異文化理解深め合う　文化や学校生活など交流　札幌丘珠小

（札幌市 2023-07-21付）

札幌丘珠小

　札幌市立丘珠小学校（菅野英人校長）に１１日、姉妹都市のアメリカ・ポートランド市から高校生が訪れて、児童と交流した。高校生からアメリカの文化や生活について紹介があり、異文化理解を深めた。

　同小を訪問したのは、ポートランド市にあるグラント高校で日本語を学ぶ２年生２０人。平成２５年から続けている市立高校との相互派遣事業で、７月１日からの１８日間、市内に滞在していた。

　事業の一環で市立小学校を訪れるのは初めて。全校児童２６６人で出迎え、代表児童が「会えてうれしいです」と英語で話し、歓迎した。

　その後グループに分かれて、グラント高生がアメリカの音楽や食べ物、ファッション、スポーツなどについて紹介した。

　学校生活を紹介するグループは、スクールバスで通学することや放課後はクラブ活動があること、夏休みが３ヵ月間あることなどを説明。

　児童たちは「修学旅行はありますか」「タブレットを使って勉強していますか」と積極的に質問し、自分たちの学校生活についても伝えた。

　４年生の児童は「直接話を聞けてうれしかった。日本とアメリカのそれぞれの良さが分かった」と話した。

(札幌市 2023-07-21付)