米国グラント高が学校訪問　ミツバチプロジェクト　知ってほしい　アロマバームづくり等　札幌大通高

（札幌市 2023-07-21付）

札幌大通高

　市立札幌大通高校（池田吉利校長）は１０日、同校でアメリカ・ポートランド市グラント高校の生徒と交流した。大通高で採集したミツロウを使ったアロマバームづくり体験などを展開し、交流を深めた。

　札幌市の姉妹都市・ポートランド市にあるグラント高と札幌市立高校は、今後の姉妹都市交流を担う人材育成などを目的に、例年相互交流事業を実施している。

　新型コロナウイルス感染症の影響で元年度の市立高校生ポートランド派遣から事業を中止しており、今回４年ぶりに再開。１～１８日までの日程でグラント高生２０人が来札し、グループに分かれて市立高校生と学校生活を共にしたほか、市内各施設で研修などを行った。

　１０日は、２０人全員が大通高を訪問。同校が取り組んでいるミツバチプロジェクトの授業などを見学した。

　最後を飾るプログラムとして、遊語部が企画・運営した多文化交流ワークショップを実施。“大通高校のハチミツを知ってほしい”との思いから、同校で採集したミツロウを使ったアロマバームづくりを展開した。

　溶かしたミツロウとスイートアーモンドオイルに、各自好きなアロマオイルを加えて混ぜ合わせると、全身の保湿に活用できるアロマバームが完成。生徒たちは「いい香りだね」「普段はどんな勉強をしているの？」などと会話を弾ませながら活動に取り組んだ。

　副部長の平賀桃子さん（２年）は「コロナ禍で交流する機会がなかった中での再開で、不安もあったが楽しく交流できて良かった」と感想を話した。

(札幌市 2023-07-21付)