札幌市立高　高大連携事業　８月２４日まで申込受付　初弾は９月３日小樽商大模擬講義

（札幌市 2023-07-24付）

　札幌市立高校協定に基づく高大連携事業が、９月３日の小樽商科大学を皮切りに順次開催される予定だ。第１弾となる小樽商科大での模擬講義では、大学院商学研究科アントレプレナーシップ専攻の猪口純路教授がマーケティング論の基礎について解説する。定員は４０人程度で、８月２４日まで市立高校ポータルサイトの専用フォームから申し込みを受け付けている。

　市立高校８校はこれまで、酪農学園大学、札幌市立大学看護学部・デザイン学部、小樽商科大、千歳科学技術大学、北海道医療大学と高大連携に関する包括協定を締結。

　大学と高校が相互に連携し、相互の教育活動（授業等）に対する支援、共同研究の実施、相互の連携に関わる既存施設・設備の利用などの取組を推進している。

　高大連携事業は、高校生の興味・関心や自身の進路に合った体験を通して、キャリアデザインを構築することをねらいに平成２１年度から実施している。

　本年度の第１弾は、猪口教授が「マーケティング論の基礎～ゲストハウスを題材にＳＴＰアプローチを学ぶ」と題して模擬講義。セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングの３つの視点からマーケティングを考えるＳＴＰアプローチについて、小樽のゲストハウスを題材に学ぶ内容となっている。

　同大の多くの講義で採用されている、アクティブラーニングを主体とした形式で行う。さらに、小樽市内でゲストハウス経営を行っている市立高校出身の学生がコーチとして参加する予定だ。

　講義終了後には、大学施設紹介や質疑応答の時間を設ける。

　今後、札幌市立大や道医療大で事業を実施する予定。日程や内容は現在未定で、決定次第、市立高校ポータルサイトなどを通じて告知する考えだ。

(札幌市 2023-07-24付)