札幌市内各施設でカルチャーナイト２０２３

（札幌市 2023-07-25付）

道立生涯学習推進センター

　札幌市内の公共・文化施設や民間施設を夜間開放し、様々な文化体験プログラムを楽しむことができる「カルチャーナイト２０２３」が２１日、各所で開かれた。本年度は、会場とオンラインを合わせて過去最多となる２２０以上のプログラムを展開。親子連れなど多くの来場者でにぎわいをみせた。

◆道立生涯学習推進センター　憧れのＣＡ業務体験　親子で学ぶこども航空教室

　道立生涯学習推進センターでは「親子で学ぶ！こども航空教室」を実施した。日本航空（株）（ＪＡＬ）客室乗務員の岩出唯花さんが講師を担当。２０組５２人が参加し、航空業界の仕事内容について理解を深めた。

　岩出さんははじめに、様々な飛行機の種類を紹介した上で、クイズ形式で飛行機の重さやサイズ、構造などを紹介。また、機内の写真や整備工場内の動画を示しながら飛行機整備や飛行機が飛ぶ仕組みなどを説明した。

　続いて、客室乗務員の仕事内容を紹介。業務で使用するため、秒針付きの腕時計や懐中電灯を必ず持っていくことや、睡眠休憩、食事休憩をするタイミングなどを伝えた。

　最後に機内アナウンス体験を行い、アナウンスのポイントとして「はっきりと聞きやすい声で」「笑顔でゆっくり優しく」「心を込めて話す」などを提示。子どもたちは客室乗務員になりきって大きな声であいさつした。

◆道知事公館　１２団体が催し　特別なひととき楽しむ　風呂敷文化の紹介など

　道知事公館では、市民公募で集まった１２団体による多彩なプログラムを公開。多くの市民や観光客が訪れ、コンサートや読み聞かせなど普段の知事公館では味わうことのできない特別なひとときを楽しんだ。

　知事公館は通常、来賓対応や会議などで使用されており、コンサートや催しを目的とした貸し出しは行っていない。

　年に１度の特別なこの機会に自身の活動を披露したいという市民団体のニーズは年々高まっていることから、ことしは最多の１２団体が参加。約４時間半にわたって多彩なプログラムを公開した。

　このうち日本風呂敷文化協会は「知事公館を風呂敷で包みましょう」と題し、日本の伝統文化である風呂敷について紹介した。

　参加者は、真結び、ひとつ結びといった基本の結び方を歌に合わせて体験。結び方一つで様々な使い方ができる風呂敷の可能性を学んだ。

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道知事公館

(札幌市 2023-07-25付)