校長室から―未来育む札幌の学校―　続けていくこと　札幌市立新陵東小学校

（札幌市 2023-07-19付）

山本祐司校長

▼わが校の強み

　少ない児童数と教職員数を生かした教育環境と開校から継続している特別活動の取組が本校の強みです。学校行事は４部（教務部・研究部・学級活動部・児童活動部）で分担し受け持ち、児童の育ちについて語り合っています。

　また、グラウンドにドッジボールコートを３面設置し、同学級、同学年ばかりではなく多学年も一緒に遊べる場として日常的な交流につながっています。自然に異年齢の集団遊びへと広がることは特色かもしれません。

▼児童の成長に向けて

　縦割り活動・異学年交流の「かがやき活動」が開校から脈々と続いています。当時からは活動内容も精選されていますが「楽しみながら仲間づくり」をしていくことは不変なものです。現在の活動内容は、出会いの会、中休みに行う遊びや紙飛行機大会、お別れの会に集約されています。児童が見通しを持ち、発想豊かに、自治的・自発的に取り組もうとする姿をあらためて追い求めています。

▼教職員への思い

　年度当初に「笑顔があふれるあったかい学校」を目指していくことを、全教職員で確かめ合いました。特に「元気のある職場をつくること」「教職員全体が全校児童の担任として、共通指導ができること」「未然防止・早期発見・早期対応を意識して最悪を想定して最善を尽くすこと」「目配り・気配り・心配りで寄り添うこと」の具体を、教職員一人ひとりがどんなに小さなことであっても一日の中で見付ける瞬間を楽しんでほしいと思います。

▼校長としての喜び・楽しみ

　私は担当として、４年生の児童と一緒に毎日昼休み前に、体育館の清掃活動を行っています。活動終了後に、児童に感想を聞くのですが「みんなが使う体育館をきれいにできてうれしいです」「前よりも掃除が上手になりました」「とても気持ちが良いです」等と笑顔で答えます。

　何気ない当番活動ですが、目標を持ちながら、ひた向きに取り組む姿にいつも感動しています。ずっと引き継いでほしい大切な活動の一つです。

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異学年交流の「かがやき活動」

(札幌市 2023-07-19付)