熱中症防止へ北ガスアリーナで　３年ぶり笑顔あふれる　札幌中央中　スポーツ大会

（札幌市 2023-07-18付）

札幌中央中スポーツ大会

　札幌市立中央中学校（秀島起也校長）は６月２６日、スポーツ大会を初開催した。天候に左右されず、熱中症の危険なく競技に取り組めるよう、会場を屋内競技場の北ガスアリーナ札幌４６に変更。体育的行事としては３年ぶりに全校生徒４７４人が一堂に会し、声援を送り合うなど一体となって大会を盛り上げた。

　同校はこれまで、体育的行事として屋外の競技場などを活用した陸上競技大会などを行ってきたが、新型コロナウイルス感染症の影響で前年度は学年別の大会を校内で実施するなど、全校生徒が一体となって活動できる機会が減少していた。

　本年度、体育的行事の開催方法を再考し、初の試みとしてスポーツ大会を企画。天候に左右されず、熱中症の危険なく生徒たちが伸び伸びと競技に取り組めるようにと、同校の近隣にある屋内競技場の北ガスアリーナに会場を変更した。

　また、運動が苦手な生徒でも楽しめるよう実施種目を再編成。リレーなどの全員参加種目のほか、風船トスレースなどの選択種目を設定。また、小学校から積み上げてきた学習成果を発揮しやすい縄跳びなど、小中のつながりを意識した種目も用意した。

　全員参加の学年別学級対抗リレーでは、生徒たちが１位を目指してアリーナの外周を囲むトラックを駆け抜け、バトンをつないだ。走者以外の生徒や保護者、教員は「頑張れ！」「行け！」などの声援を送り、会場一体となって大会を盛り上げた。

　秀島校長は「会場にたくさんの笑顔があふれ、一生懸命頑張っている様子が見られた。これを機に運動を好きな子が増えてほしい」と期待した。

(札幌市 2023-07-18付)