札幌東白石中　留学生と交流　世界の共通言語は笑顔　互いの国の文化紹介し合う

（札幌市 2023-07-18付）

札幌東白石中留学生と交流

　札幌市立東白石中学校（曽田政人校長）で１２日、大学外国人留学生等との国際交流事業が行われた。札幌国際大学から留学生５人が来校。３年生１６１人と互いの国の文化などについて紹介し合うなどの活動を通して、交流を深めた。

　交流活動は総合的な学習の時間に位置付けて実施。交流までの準備は英語の時間を活用し、２学期以降に取り扱う単元「Ｄｉｓｃｏｖｅｒ　Ｊａｐａｎ」を先取りする形で行った。

　生徒たちは①札幌のいいところ②北海道のいいところ③日本の伝統文化④日本のサブカルチャーについて⑤日本人のいいところ⑥東白石中学校のいいところ―の６つの中から発表するテーマを１つ選択し、グループに分かれて発表内容やスライドの作成などを進めてきた。

　当日は、中国、台湾、マレーシア、ベトナムの各国出身の留学生５人が来校し、各学級で交流活動を展開した。

　生徒たちは、日本人の“もったいない”や“おもてなし”の心、漫画・アニメといったサブカルチャーなどについてグループごとに発表。このほか、東白石中で生徒の生活信条として掲げている「私の姿」の内容を紹介した。

　このあと、留学生がそれぞれ自国の文化や観光名所などを紹介。生徒たちは「好きな日本の食べ物は何ですか」「日本に来て何年ですか」などと積極的に質問し、交流を深めた。

　参加した生徒は「分からない言葉があっても、留学生の皆さんがジェスチャーや指差しなどで伝えようとしてくれて不安が和らいだ」「ルーツが違っても笑う部分はみんな一緒だった。世界の共通言語は笑顔なのかもしれないと感じた」と感想を話した。

(札幌市 2023-07-18付)