札幌市教委　市長部局と連携し　部活動　地域移行へ　きょう検討委　今後の方向性など協議

（札幌市 2023-08-28付）

　札幌市教委は、スポーツ局、市民文化局の関係部局と連携し、部活動地域移行および地域スポーツ・文化芸術活動の機会確保に向けた検討委員会を設置した。きょう２８日に初会合を開き、市内における中学校部活動の現状、部活動改革の取組を確認。今後の検討の方向性について話し合う予定だ。

　国の部活動改革に向けた取組が進む中、市内でも生徒数の減少等によって部活動数が減少するなど、部活動の在り方に関する課題が浮き彫りとなっている。

　本年度、スポーツ庁の地域スポーツクラブ活動体制整備事業の採択を受け、高校・中等教育学校を拠点とした休日運動部活動の実証事業を実施する予定で、地域移行に向けた課題を検証する取組を進めようとしている。

　こうした中、少子化が進む中でも将来にわたって子どもたちがスポーツ・文化芸術に継続して親しむ機会を確保することを目的に「部活動地域移行および地域スポーツ・文化芸術活動の機会確保に向けた検討委員会」を設置。学校関係者、スポーツ・文化芸術団体関係者ら１６人が委員を務めるほか、事務局として市教委、スポーツ局、市民文化局の関係者が加わっている。

　２８日の初会合では、国における部活動改革の経緯、市の中学校部活動の現状や部活動改革の経緯・取組について確認するとともに、７月に実施したアンケート調査結果について事務局が報告する。今後の検討の方向性についても話し合う予定だ。

(札幌市 2023-08-28付)