札幌市中央図書館　来館者アンケート　満足、どちらかといえば満足　全館で９割超　４年度　職員対応など好評

（札幌市 2023-09-08付）

　札幌市中央図書館は、４年度来館者アンケート結果をまとめた。全体的な満足度について「満足」「どちらかといえば満足」と回答した割合が、中央図書館、えほん図書館、図書・情報館、地区図書館、図書室等の全館で９割を超えた。満足度が高かった具体的な項目は「図書館職員の対応」「本の種類・数」などとなっている。

　市は４年５月、第３次図書館ビジョンに当たる「さっぽろ読書・図書館プラン２０２２」を策定し、基本理念「市民の生涯にわたる学びや創造的な活動を支える」のもと、さらなる図書館サービスの向上を推進している。

　アンケートは、より利用者のニーズに沿ったサービスの実現に向け、利用者の満足度を調査し、結果を分析して次年度のサービスに反映させていくことを目的に平成２３年度から実施している。

　４年度は、中央図書館、えほん図書館、図書・情報館、地区図書館９館の計１２館で１０月１～３１日までの間各館で２週間程度実施。区民センターおよび地区センター図書室等計２８施設でも、９月から５年３月までに各施設で２週間程度調査した。

　中央図書館で３８０人（有効回収率７９・２％）、えほん図書館で１５９人（同９９・４％）、図書・情報館で２９７人（同９９・０％）、地区図書館９館で１２０３人（同８３・５％）、図書室等で９８５人（７０・４％）から回答を得た。

　全体的な満足度をみると、「満足」「どちらかといえば満足」と回答した割合は中央図書館で９２％、えほん図書館で９９％、図書・情報館で９６％、地区図書館で９３％、図書室等で９３％と、全館で９割を超えた。

　「満足」「どちらかといえば満足」の合計が６割を超えた項目をみると、全館で「図書館職員の対応」「図書館内の設備」「本の種類・数」などが挙がった。

　このほか、中央図書館独自で図書館利用目的を調査。「図書、雑誌を借りたり、返却するため」が最多で、８０・３％。次いで「図書、雑誌の閲覧」（３６・８％）、「気分転換、趣味や娯楽、教養を深めるため」（２８・９％）、「自分で調べ物（調査・研究）をするため」（２３・２％）などとなった。

　中央図書館は「利用者の皆さんからいただいた多くの意見・要望を参考にしながら、今後の図書館サービスの向上を図っていく」としている。

(札幌市 2023-09-08付)