札幌栄中　模擬選挙体験　主権者としての自覚を　実際の記載台や投票箱用意

（札幌市 2023-09-12付）

札幌栄中模擬選挙体験

　札幌市立栄中学校（瀧澤佳実校長）は８月２９日、同校で模擬選挙体験を実施した。実際に使用されている記載台や投票箱を用意し、生徒たちはより実践的な環境で投票。有権者となる３年後を見据え、選挙への意識を高めた。

　市選挙管理委員会などが実施する「せんきょ体験授業」を活用し、３年生社会の一環として実施。１８歳選挙権を見据え、主権者としての自覚を持たせるとともに、投票の意義について理解を深めさせることを目的としている。

　札幌市長選挙を想定し、架空の候補者４人を設定した。生徒たちは、前時までに各候補者の政策などを確認し、誰に投票するかある程度絞り込んている。

　本時は東区選挙管理委員会の職員が来校し、投票を実施。実際に投票所で使用されている記載台や投票箱を用意し、より“本番”に近い環境を整えた。

　職員が投票の流れや留意事項などを説明した上で投票を開始した。生徒たちは、投票用紙を受け取ったあと記載台に移動し、丁寧に候補者名を記入。投票箱に一票を投じた。

　終了後、職員が即時開票し当選者が明らかになった。

　参加した生徒は「今後も選挙について自分で興味を持って調べ、３年後投票所に行きたい」と感想を述べた。

(札幌市 2023-09-12付)