５年度３０校７５人活用　運動部活動学校間連携方式　札幌市教委

（札幌市 2023-09-14付）

　札幌市教委が推進する運動部活動学校間連携方式について、本年度は３０校７５人の生徒が活用している。在籍校に希望する運動部活動（種目）がない場合、隣接する他校の部活動に参加できるもので、生徒の多様なニーズに対応している。

　市内では、学校の小規模化に伴い教員定数、運動部活動に加入する生徒数の減少などが進み部活動数が減少傾向にあり、生徒が希望する部活動への加入がかなわない状況がみられている。

　その改善を図るため市教委は、在籍校に希望する運動部活動（種目）がない場合、隣接する他校の部活動に参加できる「学校間連携方式」を平成２８年度から導入している。

　生徒の運動部活動種目の選択肢を増やすことで、生徒の多様な運動欲求に応えるとともに、市立中学校、義務教育学校（後期課程）における運動部活動を活性化することが目的。

　日本中学校体育連盟が大会参加要件を緩和したことを受け、本年度からは市中体連主催大会を含む大会への参加が可能となった。

　本年度は、３０校７５人の生徒が事業を活用。前年度と比べ７校減１人増となっている。

　内訳は、野球１人、バスケットボール１０人、バレーボール１６人、ソフトテニス４人、バドミントン１０人、ハンドボール４人、ラグビー６人、陸上競技６人、剣道１２人、卓球１人、硬式テニス２人、サッカー３人となっている。

(札幌市 2023-09-14付)