高２にふさわしい英語力示す　７年度から新設級導入　英検　準２級・２級間に

（関係団体 2023-10-04付）

　日本英語検定協会は９月２９日、英検の準２級と２級の間に新たな級を導入することを発表した。「高校２年生にふさわしい英語力」を客観的に示すものとして、７年度からの導入を目指し開発を進める。新設級の導入は、準２級を導入した平成６年以来３１年ぶりとなる。

　英検はこれまで、高校１年生で準２級、高校卒業時に２級の取得を目標としたレベルを設定していた。しかし、２つの級の間には大きな壁があり、合格に必要な期間は５級～準２級までは平均１年間程度に対し、準２級合格者が２級に合格するには約２年と２倍近くかかっている。

　同協会は、２級の合格には自ら考えて「実用的に英語を使う力」や目標を設定して能動的な学習者になることが求められることから、小さな成功体験を積み重ねて継続的な学びにつなげ、学習者のモチベーションの維持・向上を図ることが必要と判断し、新設級の導入を決定した。

(関係団体 2023-10-04付)