札幌市　子ども貧困対策計画案　体験の機会創出など　産後健診の費用助成も

（札幌市 2023-10-26付）

　札幌市子ども未来局は１７日、５年度第２回市子ども・子育て会議児童福祉部会を開き、９年度までの第２次子どもの貧困対策計画案を示した。子どもの体験機会の創出や産後健診の費用助成など具体的な事業内容を盛り込んだ。

　計画案では、基本施策に①困難を早期に把握し必要な支援につなげる取組②子どもの学びと育ちを支える取組③生活を支える取組④特に配慮を要する子どもと家庭・若者に寄り添い支える取組―の４点を掲げた。

　具体的な新規事業内容として、小学校高学年を対象とした、長期休暇中の企業訪問型職業体験を実施し、将来の夢を見つけるきっかけになる機会を設けるとした。また、産後間もない母親の健診費用の助成に取り組むとした。

　このほか、市奨学金給付事業の拡充やスクールソーシャルワーカーの相談体制強化などを明記した。

　年内にもパブリックコメントを行い、年度内に公表する予定。

(札幌市 2023-10-26付)