札幌明園中　現地出身者招き交流　ジャマイカの特色は？　国際交流係１～３年生参加

（札幌市 2023-12-15付）

　札幌市立明園中学校（伊東美智恵校長）は７日、ジャマイカ出身のキアヌ・ソランさんを招き生徒との交流活動を実施した。国際交流係の１～３年生約２０人が参加し、英語で交流を図りながらジャマイカの特色などについて理解を深めた。

　同校は、市教委と市総務局国際部が実施している「姉妹都市オンライン学校交流事業」の実施校に指定されたことを契機に韓国・大田広域市の中学校との交流を行うなど、国際交流の取組を推進。

　４年度からは生徒会常任委員会内に国際交流係を立ち上げ、多様な国の人々との交流機会を創出している。

　前年度まで同校でＡＬＴを務めていたユウキ・シノダさんが、友人としてソランさんを紹介し今回の交流活動が実現した。

　ソランさんは、ジャマイカの概要や特色について英語でプレゼンテーション。

　レゲエやスカなどの音楽が人気で、世界的に有名なレゲエシンガーのボブ・マーリーの出身地であると紹介した。クリケット、陸上、サッカーなどのスポーツも盛ん。ジャマイカ出身のスポーツ選手として、ウサイン・ボルトなどを挙げた。

　ジャマイカでは英語のほか、多様な言語が入り混じって生まれた「パトワ」の２種類の言語を使っていると紹介。同じ単語でも発音が異なることを示した。

　これを踏まえソランさんは「ジャマイカでは何のスポーツが人気？」「ジャマイカの言語は何種類だった？」などと質問し、生徒たちと交流した。

　また、生徒からの質問を受け付けた。生徒たちは「好きな日本の食べ物は」「好きな季節は何」などと積極的に英語で質問を投げかけた。

(札幌市 2023-12-15付)