札幌市 お弁当レシピコンテスト　星置中・志賀さん市長賞　スタミナ回復彩り弁当

（札幌市 2024-01-22付）

表彰状を受け取る志賀さん（右）

　札幌市保健福祉局は１２日、札幌パークホテルで５年度お弁当レシピコンテスト表彰式を執り行った。過去最多の１２５７作品の中から１５作品が入賞。最優秀賞に当たる札幌市長賞には、星置中学校１年生の志賀聡実さんが考案した「スタミナ回復！誰もが喜ぶひよこの彩り弁当」が輝いた。

　中高生が自分の食事や食を通じた健康づくりについて考え、より良い食生活の実践に向けたきっかけづくりとするとともに、食の自立を促すことを目的とした「お弁当プロジェクト」の一環。ことしで９回目を迎える。

　市内の中高生を対象に６月２３日から９月１２日までレシピを募集し、過去最多の１２５７作品が寄せられた。１次審査（書面審査）、２次審査（インターネット投票）を経て、最優秀賞１作品、優秀賞１作品、特別賞１３作品が決定した。

　札幌市長賞に輝いたのは、志賀さんの「スタミナ回復！誰もが喜ぶひよこの彩り弁当」。ひよこの顔をかたどったオムライスが目を引く弁当で、副菜には野菜たっぷりのラタトゥイユなどが添えられている。

　町田隆敏副市長から表彰状を受け取った志賀さんは、昨年、鳥インフルエンザの影響で卵が品薄となったことをきっかけに「北海道のおいしいものをたくさん食べられたらという思いで作った」と話し、笑顔を見せた。

　優秀賞に当たる札幌市教育長賞には、立命館慶祥高校２年生・松原倖生さんの「世界へ伝える道産子弁当」が受賞した。

　道技術・家庭科教育研究会会長を務める北都中学校の小川厚司校長が講評に立ち「受賞者の中には、家族への愛情や栄養価のみならず、弁当を外に向けてＰＲ・発信したいという思いを持った子もいて感心した」などと話した。

　入賞作品は、本年度中にレシピ集としてまとめ、市内の中学３年生と市民に配布する予定。

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志賀さんのレシピを再現した弁当

(札幌市 2024-01-22付)