ＳＧＳＣ　小学校スキー学習支援　５３校に９５人派遣予定　幌北小　短大生が学習補助

（札幌市 2024-02-07付）

スキー学習支援

　さっぽろグローバルスポーツコミッション（ＳＧＳＣ、会長・秋元克広札幌市長）主催の本年度小学校スキー学習支援事業が始まった。市内５３校に９５人のボランティアを派遣する予定。１月下旬に実施した幌北小学校（能登貴章校長）には、道武蔵女子短期大学の学生ボランティア２人を派遣し、転倒時の補助、スキー板の着脱など２年生約５０人の学習をサポートした。

　ＳＧＳＣは、北海道の豊富なスポーツ資源を活用しながら地域活性化と交流人口拡大に貢献することを目的に平成２８年に設立。国際的なスポーツイベントの誘致・開催支援活動を推進し、北海道の魅力を発信している。また、市民・団体の多様な交流を支えるとともに、スポーツボランティア「スマイル・サポーターズ」を管理し、各種スポーツ大会へ派遣している。

　小学校スキー学習支援事業は令和２年度から実施。スキー学習を支援する保護者等の確保が困難な小学校にスマイル・サポーターズを派遣し、子どもたちの学びの場の支援、ボランティアの活躍の場の拡大などを図っている。

　本年度は、市内５３校に９５人のボランティアを派遣する予定。

　幌北小では１月下旬、同校グラウンドで２年生のスキー学習を実施。道武蔵女子短大の学生ボランティア２人がサポートに当たった。

　ボランティアは、スキー板の持ち運びや着脱時の補助、スキーが苦手な児童への励まし、転倒時の補助などを担い、児童が楽しく学習に臨めるよう支援。「大学のゼミでボランティアの募集があることを知って参加した。子どもたちの学習能力の高さに驚いた」と話した。

　日野澤佳史教頭は「昨年からボランティアを募集している。道外や外国籍の児童がいるので、初めて触れるスキーの学習支援をしていただけて助かる」と話した。

(札幌市 2024-02-07付)