札幌市教委 安全・防災教育 教本寄贈で感謝状 日本公衆電話会道支部に(札幌市 2024-02-06付)
髙梨理事(左)が檜田教育長に副読本とDVDを寄贈した
札幌市教委は1月23日、市内のSTV北2条ビルで公益財団法人日本公衆電話会北海道支部から教本寄贈を受けたことに対する感謝状贈呈式を執り行った。檜田英樹教育長が同支部の髙梨英紀理事に感謝状を手渡したあと、災害用伝言ダイヤル171訓練器による伝言の吹き込みをデモ体験。「子どもたちの安全教育・防災教育にとって貴重なものとなる」と謝意を示した。
同会は「子どもたちが周りの状況を観察し、危険を察知できれば、事故・犯罪の多くを防げるのでは」という考えのもと、支部ごとに、子どもたちの安全・安心への意識を高める総合的な副読本「子ども手帳~みんなで守ろう社会のルール」の寄付活動を行っている。昨年3月時点での寄付累計は全国2万3796校220万冊に上った。
子ども手帳は「事故を起こさないこと」「犯罪から身を守ること」「覚えておこう公衆電話のこと」など7章にわたって子どもたち自身の安全意識を高める内容となっている。
今回は、同支部の髙梨理事が「事故や犯罪等に備えて、子どもたち自身が公衆電話を使えるように、非常時対応の一助となれば」と、市立小学校198校に向けて子ども手帳3625冊、DVD199枚を寄贈した。
檜田教育長が髙梨理事に感謝状を手渡し「スマホの普及が進む中、非常時で最後に頼れるのは公衆電話。子どもたちの安全教育・防災教育にとって貴重なものとなる」と謝意を示した。
贈呈式のあと、同会が積極的に取り組んでいる公衆電話教室の内容を檜田教育長が一部体験した。災害用伝言ダイヤル171訓練機を用いて、伝言の吹き込みをデモンストレーション。「公衆電話の利用経験がない子どもたちのため、学校で模擬演習できる機会をつくってくことが重要。大変ありがたい取組」と高く評価した。
(札幌市 2024-02-06付)
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