道立図書館と帯広美術館新採用職員２人　相互訪問で業務内容理解　先輩職員との情報交換も

（道・道教委 2024-02-15付）

　道立図書館と道立帯広美術館共催による「所管機関新採用職員に係る職場訪問」が８日から両館を主会場に行われている。昨年４月に両館に一人ずつ新規採用職員が配置されたが、これまで所管機関相互で交流する機会がなかったことから、道教委や石狩教育局、十勝教育局の協力のもと、今回初めて企画し、実現した。８、９日に道立図書館や道立教育研究所、道教委などを訪問、きょう１５、１６日には帯広美術館を訪問する予定。

　本年度、道立図書館に西山澄香主事、道立帯広美術館に鎌田大遙主事が新採用職員として配置された。職場訪問は、所管機関に勤務する若手職員が相互に職場を視察することによって、職務に対する視野を広げ、業務への理解を深めるとともに、他部局の先輩職員等とも交流を広げる一助にするのが目的。

　８日に道立図書館で行われた先輩職員との交流では、所管機関の道研から６人、道立図書館から２人の若手職員による新採用職員を囲む交流会が行われ、自己紹介のあと、フリートークへと移った。

　先輩たちから「２人が仕事をする上で大切にしていることは？」「今後やってみたい仕事は？」「仕事上つらかったことは？」などの質問に答え、先輩職員からのアドバイスを受けるなど、実り多い時間を過ごした。

　交流後、鎌田さんは「皆さんの話を聞いていて、教育には幅広い仕事があると感じ、自分の将来ビジョンを考えることができた」とし「今の仕事をしっかりとこなしつつ、この先どの職場に配置されても自分の持っている力を発揮できるよう頑張りたいと勇気づけられる機会になった」と話した。

　西山さんも「所管機関の先輩たちがフレンドリーに話しかけてくれてありがたく、とても楽しい会になった」と感想を述べた。

　先輩職員を代表して道研の大橋龍主事が「２人の話を聞かせてもらい、自分の新採用の頃よりもはるかにしっかりしていると感じた」とし「私自身も初心に返り、あらためて基礎・基本的なことを注意しながら日々の勤務に生かしていかなければと思った」と感想を述べた。

(道・道教委 2024-02-15付)