留萌局　ＭＩＲＡＩアクション　持続可能な地域づくりへ　講演や小中高生意見交換

（道・道教委 2024-02-15付）

　【留萌発】留萌教育局は５日、オンラインでオロロンリレーションプロジェクト「るもいＭＩＲＡＩアクション」を開催した。管内小・中学校、高校の児童生徒、地域住民ら約２７０人が参加。講演や意見交換を通して持続可能な地域づくりに向けて理解を深めた。

　取組は、管内の小・中学校、高校の児童生徒が地域や社会の課題に対して向き合う機会を設け、地域の一員として当事者意識を持つことがねらい。また、各学校の地域づくりに関する学習成果の発表動画の視聴・意見交流を通して持続可能な地域のために主体的に活動する意欲を育むことも目指している。

　開催に当たって、児童生徒が探究的な学習の成果を発表する動画をオンデマンドで配信。児童生徒はそれぞれの動画を視聴したほか、コメント機能を活用して意見を交流している。

　この日、（株）コササルの金川文子氏が「るもいとせかいのつながり」と題して講演。金川氏は東京で就職後、仕事で世界中を旅行する中でアイスランドの間欠泉やベトナムのハロン湾など、留萌地域で似たような場所があることを紹介。留萌の魅力にあらためて気付き、留萌へＵターンしたことを説明した。

　留萌地域について、管内は地域の住民や日常風景が観光客にとって特別な体験になることを強調。コササルの仕事については、子ども向け体験やアウトドア体験、留萌の特産品の紹介などに取り組んでいることを説明した。また、戦争や震災など当たり前に生活ができない人がいることから当たり前の暮らしを特別なものと感じることを求めたほか「るもいエリアで今しかない学生生活を楽しんでほしい」と呼びかけた。

　このあと、小・中学校、高校の児童生徒、地域住民を交え３グループで意見交換や感想交流。「他校の取組を動画で見てこれからに向けて刺激になった」「（講演について）世界のことと自分の地域のつながりや共通点を知れて良かった」「同じテーマでも違う観点で探究することに驚いた」などと話した。

(道・道教委 2024-02-15付)