釧路市　６年度予算案　義務教育学校　２地区で設計費　２中にデジタル採点システム　新給食センターも

（市町村 2024-02-21付）

　【釧路発】釧路市は１６日、６年度予算案を発表した。一般会計の総額は前年度当初比３・９％増の１０２０億円。うち教育費は３９・６％増の９０億５１７２万円となった。７年度に供用開始を予定する新給食センター整備事業に３７億２７万円を充てたことで大幅な増額率を示した。

　このほか、義務教育学校整備事業として大楽毛地区と音別地区の基本・実施設計にそれぞれ４４０９万円、７６１１万円を計上。教職員管理事業として、東雲中学校および鳥取西中学校へのデジタル採点システム導入などに１０３７万円を充当している。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼子育て

▽思春期ライフデザイン＝６０万円

▽大楽毛児童センター施設整備＝９０３万円

▽子育て環境充実＝１１２万円

▽ひとり親家庭等医療＝３０４０万円

▼保健・医療

▽高等看護学院施設管理＝４８９万円

▽生活習慣病予防推進＝６７６万円

▼防災・消防

▽大楽毛津波避難複合施設整備＝２億１５９０万円

▼生涯学習

▽生涯学習センター施設整備＝２６３７万円

▽こども遊学館施設整備＝２０３７万円

▽子ども読書活動推進＝１１１万円

▼学校教育

▽確かな学力向上推進＝９２０万円

▽教職員管理＝１０３７万円

▽校務支援システム管理運営＝２７３２万円

▽特別支援教育推進＝３６万円

▽特別支援学級＝１８９７万円

▽スクールソーシャルワーカー活用＝６４１万円

▽不登校対策＝２６３万円

▽いじめ非行防止対策＝１４４万円

▽読書定着支援＝３０万円

▽防災教育推進＝６万円

▽コミュニティ・スクール活用推進＝１８０万円

▽地域人材育成推進＝４８３万円

▽放課後子どもプラン＝３１０万円

▽教育指導奨励・指導主事＝１６万円

▽キャリア教育推進＝９万円

　ＪＣ連携協定に基づくキャリアシンポジウム等の実施。

▽機能移転（新規）＝９６万円

　釧路教育研究センターの共栄小内への機能移転。

▽市がめざす学校のすがた基本計画推進＝５７万円

▽小学校施設整備＝５０８０万円

▽中学校施設整備＝７３５４万円

▽大楽毛地区義務教育学校整備＝４４０９万円

▽音別地区義務教育学校整備＝７６１１万円

▽新給食センター整備＝３７億２７万円

▽口腔健康管理＝８０４万円

　フッ化物洗口の全校実施（小学校）。

▽家庭教育支援＝２５３万円

　家庭教育支援チームによる不登校等教育的課題を抱える家庭への支援等。

▽英語力向上推進＝４３８万円

　北陽高校におけるＡＬＴの専属配置・英語資格試験受験料助成。

▼スポーツ

▽釧路アイスアリーナ施設整備＝１５９１万円

▽鳥取温水プール施設整備＝７８７万円

▼その他の関連事業

▽公共施設の暑さ対策＝１億３万円

　保育園および児童館にエアコン・扇風機等を整備、阿寒地区の小・中学校に窓枠エアコン整備等。

(市町村 2024-02-21付)