1定札幌市議会予算特別委(14日)(札幌市 2024-03-18付)
◆機会創出へ連携 子の札幌ドーム利用
札幌市スポーツ局の金谷泰亨スポーツ部長は、14日の第1回定例市議会予算特別委員会で、子どもたちに札幌ドームを利用してもらうための取組について「今後もさらなる機会創出に向けて(株)札幌ドームとも連携して取り組んでいく」との考えを示した。
札幌ドームの市民利用拡大に向けた子どもたちの体験機会として、5年度は、チャレンジスポーツパークやスポーツバイキング、タグラグビー親子教室等のイベントを開催。
このほか、コンサドーレ札幌やエスポラーダ北海道の協力によるフットサル大会、ティーボール大会などを行った。
イベント利用がない日には、一般向けに施設の貸し出しを行っており「プロが使用しているものと同じグラウンドでプレーをできる貴重な機会として大変人気がある」とした。
その上で、子どもの頃から札幌ドームの本格的なグラウンドでプレーしたり、大空間の中で伸び伸びと走り回ったりする体験について「札幌ドームを身近に感じ、愛着や憧れを持ってもらうことにつながり、将来的な札幌ドームの利用促進にもつながるものと考えている」と述べた。
好井七海委員(公明党)の質問に対する答弁。
◆定員拡充へ指導者確保の協議を継続 冬季スポーツ塾
金谷部長は、ウインタースポーツ塾の定員拡充に向けて「インストラクターの人員確保に向け競技団体との協議を続けていく」と述べた。
子どもがウインタースポーツに触れる機会として、市は小学生対象のウインタースポーツ塾を毎年実施。種目によって倍率が高騰している状況を踏まえ、5年度は、定員を前年度より1000人多い2400人増やした。1・5倍の3495人から応募があった。
依然として高倍率が続いていることから「さらに定員を拡充していきたい」との考えを示す一方、拡充に向けては競技団体の協力が不可欠とした。
また「倍率の高い種目については個別の体験会を開催し、より多くの子どもが体験できるよう対応していく」と述べた。
佐藤綾委員(日本共産党)の質問に対する答弁。
◆教育関係者含め協議体を設置 障がい者スポセン基本構想の策定へ
金谷部長は、障がい者スポーツセンターの基本構想策定に向け、教育関係者を含めた協議体を設置し意見を集約していく考えを示した。
市は、障がい者スポーツセンターの設置に向け、6年度予算案では基本構想の策定などのための事業費として1300万円を盛り込んでいる。
5年度に若年層を対象としたアンケート調査結果などを踏まえ、障がい当事者をはじめ、その人々を支える人材、障がい者スポーツ団体、支援団体、教育・医療分野の人々からなる協議体による議論を通して「雪国という札幌の特性を考慮しつつ、意見を集約していく」との考えを示した。
その上で「担うべき役割、求められる機能、施設概要や運営体制についてまとめていきたい」と述べた。
小口智久委員(公明党)の質問に対する答弁。
◆競技団体参加促進 種目数増加の考え スポーツパーク
金谷部長は、5年度に初開催した「チャレンジ!スポーツパーク」について「より多くの競技団体に参加していただき、種目数を増やしていきたい」との考えを示した。
冬季における子どもの運動機会創出に向け、市は昨年12月、札幌ドームで体験イベント「チャレンジ!スポーツパーク」を初開催した。
6年度も札幌ドームを会場に実施する予定。限られた時間の中でより多くの種目を体験してもらうため、スムーズな誘導に向けて床面への待機列表示や係員の声かけなどを徹底していくとした。
また、より多くの子どもたちに楽しんで体を動かしてもらえるよう「ただ体験するだけではなく、記録へのチャレンジや対戦方式などのコンテンツの企画も進めていく」と述べた。
森基誉則(民主市民連合)の質問に対する答弁。
(札幌市 2024-03-18付)
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