道野球協議会に感謝状　札幌市　２０２校にボール寄贈

（札幌市 2024-03-18付）

秋元市長（右）にボールを手渡す菅野副理事長

　札幌市は７日、市内の小学校、義務教育学校、特別支援学校計２０２校に野球ボールを寄贈した北海道野球協議会（柳俊之理事長）に対し感謝状を贈呈した。市役所本庁舎で贈呈式を行い、秋元克広市長が菅野光雄副理事長に感謝状を手交。子どもたちのスポーツ環境向上に対する支援に謝意を示した。

　同協議会は、大リーグの大谷翔平選手が昨年１１月に日本全国の小学校に野球グローブの寄贈を発表したことを受け「われわれも道内の子どもたちに何かできることはないか」と考え、子どもたちに野球ボールを贈るプロジェクトを企画。クラウドファンディングで必要経費に対する寄付を募った。応募期間中、大谷選手が自身のＳＮＳでプロジェクトを紹介したことが後押しとなり、目標額１５０万円を超える１８１万円の寄付が集まった。

　同協議会は、この寄付金を活用し、道内全ての小学校、義務教育学校、特別支援学校小学部に野球ボール各２個を贈ることに。ボールは、キャッチボールをする子どもたちの安全に配慮し、通常の軟式球よりも柔らかいものを選んだ。

　この日の贈呈式には、同協議会の菅野副理事長ら４人が出席。菅野副理事長が秋元市長に札幌市分のボールの一部を手渡すと、秋元市長は感謝状を贈った。

　菅野副理事長は、今回の取組によって野球の裾野が広がることを期待。「まずはキャッチボールを楽しんでもらえたら」と話した。

(札幌市 2024-03-18付)