４学科の卒業生が専門士として社会へ　札幌商工会議所付属専門学校　卒業証書授与式を挙行

（札幌市 2024-03-15付）

札幌商工会議所付属専門学校卒業式

　札幌商工会議所付属専門学校（山田義弘校長）は７日、校内のアリーナ（体育館）で第６９回卒業証書授与式を挙行。情報・マネジメント、経理・事務、税務会計、北海道観光の４学科の学生たちが２年間の専門課程を修了した専門士として社会へ巣立った。

　同校は全国で唯一の商工会議所が運営するビジネス系の専門学校。昭和３０年の創立以来、「企業のニーズに直結したビジネス専門教育と優れた社会人の育成」を教育理念に、これまで４万４０００人を超える人材を輩出している。

　卒業生に対しては税務会計、北海道観光学科が商業実務専門課程、経理・事務、情報・マネジメント学科が工業専門課程を修了したとして、専門士の称号が付与された。

　式では卒業生一人ひとりに山田校長から卒業証書が手渡されたあと、札幌商工会議所会頭賞（２人）、札幌商工会議所付属専門学校優秀賞（３人）など延べ２３人に表彰状が授与された。

　続いて山田校長があいさつ。入学式の時に“讃嘆の詩（さんだんのうた）”について紹介し、中で「自分の目標を達成するためには継続して努力することが大切だ」と話したことを振り返り、「讃嘆の詩には、単に継続して努力することが大切だということを表現しているのではなく、努力をして結果を出すことが重要だということが含まれている。また、努力をして結果が出ない場合には、その方法を見つめ直して、違う方法を選択することが大切だということも示唆している」と述べた。

　その上で「これから社会人となり、憤りを感じた時には、ぜひこの言葉を思い返し頑張ってくれることを願う」と語り、再度“讃嘆の詩”をはなむけの言葉として贈った。

　また、来賓の札幌市経済観光局産業振興部長の坂井智則氏、札幌商工会議所副会頭の紫藤正行氏らがお祝いの言葉を述べ、社会人としての活躍を期待した。

　最後に在校生を代表し経理・事務学科の豊榮愛さん（音更高出身）が送辞を述べ、先輩たちに感謝の意を伝えると、卒業生代表として税務会計学科の近藤友哉さん（帯広南商業高出身）が答辞を。今後に向け決意を示すとともにあとに続く後輩たちを激励した。

(札幌市 2024-03-15付)