自分らしい花咲かせて　札幌市立中など９６校で卒業式

（札幌市 2024-03-18付）

中学校卒業式

　札幌市立中学校と義務教育学校９６校で１５日、一斉に卒業式が挙行された。北辰中学校（小澤保範校長）では、１８４人の卒業生が小澤校長から卒業証書を受け取った。小澤校長は「それぞれの道を自分らしく歩み、いつしか夢を結び、自分らしく輝く花を咲かせることを願っている」とエールを送った。

　新型コロナウイルス感染症の５類引き下げ以降、初の卒業式。１万４７１０人（５年１２月末現在）が学びやを巣立った。

　北辰中の卒業式で式辞に立った小澤校長は、予測困難な将来を生きる生徒たちに対し①どんなことにもしなやかに、粘り強く対応できる人②出会いを大切にする人―の二つの姿を期待。「皆さんの未来には、無限の可能性と希望が広がっている。それぞれの道を自分らしく歩み、いつしか夢を結び、自分らしく輝く花を咲かせることを願っている」と学校を巣立つ生徒たちにエールを送った。

　卒業生代表の沢富士子さんは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた３年間の学校生活を振り返りながら「北辰中学校での毎日は楽しかった、素晴らしかった。でも、中学生時代を超えるくらい“今が一番楽しい”と思えるようなますます充実した人生を歩んでいく」と希望を抱いた。

　市立小学校１９６校と星友館中学校の卒業式は２１日に執り行われる。

(札幌市 2024-03-18付)