札幌大通高に青森銀行　ノートＰＣ２台寄付　北海航測の取り計らいで

（札幌市 2024-04-01付）

（左から）駒井支店長、倉生徒会長、木村生徒会副会長、池田校長、矢橋社長

　市立札幌大通高校は、㈱北海航測の取り計らいで、青森銀行からノートパソコン２台の寄贈を受けた。寄贈オプション付き私募債を発行した北海航測が、寄贈先に同校を選定したもの。１８日の贈呈式で池田吉利校長（当時）は「さらに進化していく大通高に対し、今後も支援をお願いしたい」と述べ、有効に活用することを約束した。

　寄贈オプション付き私募債「ＳＤＧｓ私募債“未来の創造”」は、私募債発行額の０・２％を銀行が拠出し、発行企業が希望する学校等へ物品を寄贈、ＳＤＧｓで定める１７ゴールに貢献するもの。同社は１億円を発行した。

　同社は、札幌商工会議所ＳＤＧｓ経営表彰の総合賞を４年に受賞しており「４　質の高い教育をみんなに」に基づき同校を寄贈先に選定。パソコンが設置される教室は、地域コミュニティーにも開放されており「１１　　住み続けられるまちづくりを」にも寄与できるものと期待している。同社の創業６０周年記念事業の一環。

　大通高で行われた贈呈式には、池田校長、倉俊徳生徒会長、木村奏音生徒会副会長、矢橋潤一郎社長、青森銀行の駒井宏史札幌中央支店長が参加。駒井支店長が池田校長に目録を手渡した。パソコンは今月中に納品される予定で、生徒会室に設置する。

　倉生徒会長は「生徒会活動や部活動など、様々な場面で活用したい」、池田校長は「このパソコンを生徒会活動などで有効に使い、さらに進化していく大通高に対し、今後も支援をお願いしたい」とそれぞれ謝辞を述べた。

　矢橋社長は、同社から最も近い公立高校が同校であり、インターンシップを毎年受け入れていることや、１６年前の開校時に自身が講話したことなど、同校との深い関わりを説明。パソコンの有効活用に期待するとともに「機会があれば続けていきたい」と今後も積極的に社会貢献活動に取り組む考えを示した。

(札幌市 2024-04-01付)