道教委　北海道版幼児教育プログラム　６年度末完成目指す　「架け橋期」の手順など整理

（道・道教委 2024-04-03付）

　道教委は６年度、北海道版幼児教育スタートプログラムを策定する。モデル地域であるえりも町と佐呂間町の研究成果を踏まえ、５歳児～小学校第１学年の「架け橋期」のカリキュラム開発に取り組む手順や留意点を整理。６年度末の完成を目指し、本道における幼保小連携・接続の取組を推進する。

　同事業は文部科学省の委託事業を活用して４年度から開始。えりも町は４年度、佐呂間町は５年度から推進地域の指定を受け、架け橋期のカリキュラム開発に向けた実践・検証を進めてきた。

　えりも町は５年度、町の架け橋期カリキュラムや町版引き継ぎシートを完成。佐呂間町は同じく５年度に保小接続カリキュラムを策定して６年度から実践検証に着手するほか、保小接続円滑化プログラムの策定に取り組む。

　道教委は２町の実践研究の成果や道内各地域の様々な事例を収集し、道内各地域でカリキュラム開発に取り組むための手順、留意点、実践事例などをまとめた「北海道版幼児教育スタートプログラム」を策定する。今後、道幼児教育推進協議会の設置部会において具体的な検討を開始する。

　７年度以降、スタートプログラムの普及・啓発を開始。研修パッケージを新たに提供するなど、道内の各地域で幼保小連携・接続の取組を推進する。

(道・道教委 2024-04-03付)