札幌市　第２期スポーツ推進計画案　部活動地域移行　体制整備を推進　統合型スポーツクラブ検討

（札幌市 2024-04-08付）

　札幌市は、第２期スポーツ推進計画案をまとめた。基本理念は「スポーツのチカラでまちのミライを切り拓く～ひとも、まちも、次のステージへ」。運動部活動の地域移行に向けた体制整備、統合型地域スポーツクラブの育成に向けた検討などの施策を推進する考え。

　当初は５年度中に策定予定だったが、オリンピック・パラリンピック招致活動の停止によって計画内容に変更が生じたため、６年度上半期ごろにずれ込む見通し。

　計画期間は６～１５年度の１０年間に改め、現行計画の計画期間を１年間延長する。

　基本理念のもと①スポーツを通じて市民が生き生きとくらすまち②ひととひとがスポーツでつながる共生のまち③スポーツによりにぎわいがあふれているまち―の三つの目標を掲げた。

　目標達成に向けては、八つの方針と１８施策を設定した。

　施策１「子ども、ビジネスパーソン、子育て世代、高齢者のスポーツ参加を促進します」では、新たに冬季における子どもの運動機会の増進、統合型地域スポーツクラブの育成に向けた検討などを盛り込んでいる。

　施策３「地域主体のスポーツ活動を支援・促進します」では、運動部活動の地域移行に向けた体制整備などに取り組む。

　成果指標では、新規に「スポーツ目的の来札観光客数（１５年度の目標値２００万人）」「スマイルサポーターズ登録者数（同２０００人）」「強化指定選手に選出されたアスリートの育成数（同延べ５０人）」の３項目を追加し、計７項目を設定した。

　５、６月ごろに市議会に報告後、６～８月ごろにパブリックコメントを募集する見通し。

(札幌市 2024-04-08付)