まちづくり戦略ビジョン題材に　デジタル教材を作成　札幌市　中学生対象に

（札幌市 2024-04-08付）

まちづくり戦略ビジョン教材

　札幌市は、第２次まちづくり戦略ビジョンを題材とした中学生向けデジタル教材を作成した。戦略ビジョンの内容について、写真や図、ＰＲキャラクターなどを活用しながら解説しているほか、まちづくりに関する様々なデータなどを掲載している。

　市は、つぎの１００年の礎となる、今後１０年のまちづくりに向けた基本的な指針として「第２次まちづくり戦略ビジョン」を策定。

　より良い札幌の未来を創造していくため、将来を担う子どもたちにも戦略ビジョンの内容を広く知ってもらい、今後の札幌の将来について考えてもらうことが重要との考えから、主に中学校社会科で活用する副教材「第２次札幌市まちづくり戦略ビジョンを学ぼう」を作成した。

　従来の紙冊子からウェブページによるデジタル教材に一新し、中学生だけではなく幅広い市民が閲覧できる形となっている。

　教材の内容は、市内中学校の校長、教諭らで構成する検討会議の議論を踏まえて決定した。

　「歴史」「魅力・特徴」「人口・社会情勢」「都市像・重要概念」「プロジェクト」とそれぞれの項目に分けて戦略ビジョンの内容を紹介。ＰＲキャラクターを活用するなど、興味を持って学べる工夫を取り入れている。

　また、より自主的な探究ができるよう、まちづくりに関する様々なデータや、関連する市ホームページのリンクを掲載。デジタル教材の利点を生かし、ウェブ上でレポートを作成できる機能を盛り込んだ。

　併せて、教材の活用に当たって教員が参考にできるよう、活用しやすい学年、教科、単元などを示した解説書をまとめた。

　市は「様々な学習に活用してほしい」と呼びかけている。

(札幌市 2024-04-08付)