札幌市教委　教頭マネジメント支援員　新琴似小など４校に配置　３人任用　長時間勤務軽減

（札幌市 2024-04-08付）

　札幌市教委は６年度から、教頭業務を補助する「教頭マネジメント支援員」の配置を開始する。初年度は３人を任用し、新琴似小学校など４校に配置。教頭の長時間勤務の軽減などを目指す。

　副校長・教頭の厳しい勤務実態を踏まえ、文部科学省は６年度予算で新たに、学校マネジメントなどに係る業務を専門的に支援する「副校長・教頭マネジメント支援員」配置のための経費を計上した。

　市教委は、教頭の業務負担軽減などを目的に、この枠組みを活用し新たに教頭マネジメント支援員を配置する。

　支援員は会計年度任用職員で、市立学校の管理職経験者を対象とした。

　勤務時間は１日当たり６時間。市教委や外部団体からの調査業務等の事務的業務、職員の勤怠等管理、保護者や外部団体との連絡調整、施設管理業務などを担う。

　本年度は３人採用し、新琴似小、新琴似北小学校、北白石小学校、栄中学校の４校に配置。新任教頭が配置されている学校などを中心に選定した。うち１人は新琴似小と新琴似北小を兼務する。

　市教委は、本年度配置校の効果などを検証し、今後の配置校拡大などについて検討する考え。

　「教頭、特に新任教頭の長時間勤務は喫緊の課題と認識。教頭マネジメント支援員の配置によって、長時間勤務の削減や精神的な負担の軽減を図っていきたい」と期待している。

(札幌市 2024-04-08付)