歴史を支える土台に　札幌市立中など９７校で入学式

（札幌市 2024-04-11付）

中学校入学式

　札幌市立中学校、義務教育学校９７校で９日、一斉に６年度入学式が執り行われた。八条中学校（和泉明一校長）には１９４人が入学。和泉校長は「八条中の歴史と伝統を支える土台となることを願っている」と期待した。

　市全体における本年度の新入学生徒数は、前年度より４３８人少ない１万４３９６人。

　八条中の入学式で式辞に立った和泉校長は「１年生には八条中の手足となってほしい」と期待。仲間と手を取り合って協力するとともに、その足で目標に向かって前進し「やがて八条中の歴史と伝統を支える土台となることを願っている」と述べた。

　また、同校のスローガン「八条プライド」に触れ「目標に向かって努力している自分、共に進む仲間を誇りに思ってほしい」と呼びかけた。

　生徒会長の山中杏菜さん（３年）は、新型コロナウイルス感染症の影響で学校生活が制限された日々を振り返り「一日一日の大切さ、毎日が貴重な日々であるということを決して忘れないで」と強調。「日々の中での新たな出会いや発見を大切にし、悔いのないように全力で楽しんで」と呼びかけた。

　新入生代表の喜多蒼介さんは「何事にも全力で取り組み、充実した中学校生活を送れるよう頑張りたい」と抱負を述べた。

(札幌市 2024-04-11付)