札幌市教委　すぐーる　保護者へ情報一斉配信　大規模災害時等　５月にテスト

（札幌市 2024-04-12付）

　札幌市教委は、６年度から本格稼働した学校・保護者間連絡システム「すぐーる」を活用し、市教委から保護者へ情報を一斉配信できるよう体制を整備する。大規模災害発生時の対応について周知する際など、緊急時での活用を想定している。５月上旬ごろにテスト配信を行う予定だ。

　市教委は５年度、学校・保護者間の連絡体制を強化するため、双方向型の連絡システム「すぐーる」を導入。５年夏ごろから順次運用を開始しており、６年度に完全移行する。

　全市立幼稚園、学校でシステムが活用されることに伴い、新たに市教委から保護者へ情報の一斉配信を行うこととした。

　地震によるブラックアウトの発生など、学校だけでは対応が難しい緊急時などでの配信を想定している。配信する際には、事前に各学校にイントラメールなどで周知することとしている。

　大雪などの荒天やクマ出没、Ｊアラート発動時については、引き続き各学校で臨時休業の実施を判断し、保護者に連絡する。

　今後、運用していく中で一斉配信するケースを検討していく考え。

　５月上旬にテスト配信を行う予定。市教委は各校に対し、今月２６日までに保護者による登録が完了するよう呼びかけている。

(札幌市 2024-04-12付)