札幌市教委　５年度来所相談件数　不登校等　７１件増６９５件　学習や発達　４５１件増３千４７２件

（札幌市 2024-04-15付）

教育相談の状況（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、市教育センター教育相談室における５年度の来所相談件数をまとめた。不登校等に関する相談が前年度比７１件増の６９５件、学習や発達の心配に関する相談が４５１件増の３４７２件、計４１６７件となった。

　教育相談室は、市内の小学生から高校生までの子どもに関する保護者や教員からの相談を受け付けている。電話相談と来所相談の２種類があり、来所相談は事前予約が必要。西区のちえりあ、南区のまこまる、白石区のリフレサッポロの３ヵ所で対応している。

　５年度の相談件数をみると、不登校に関する相談は６９５件。人数は１５人増の３００人だった。

　学習や発達の心配に関する相談は３４７２件。４年度は新型コロナウイルス感染症の影響などで減少していたものの、一転して増加した。人数は１９５人増の２１９０人だった。

　特別な教育的支援を要する児童生徒の増加などを背景に相談件数が増えていることから、６年度は相談員を増員し対応を強化する考え。

(札幌市 2024-04-15付)