道フロンティアキッズ育成事業　６年度　中富良野小など６校　ＳＤＧｓから地域の未来学ぶ

（道・道教委 2024-04-16付）

　道は北海道フロンティアキッズ育成事業の６年度実施校として、中富良野町立中富良野小学校など６校を決定した。ＳＤＧｓの視点から地域の環境、経済、社会を知り、地域の未来を考える学びを各学校で展開。１１月の成果発表会で学習内容を披露するとともに、発表内容を踏まえた「行動宣言」をまとめる。

　同事業は３年度から開始。ＳＤＧｓの視点を活用して環境、経済、社会との関わりを学ぶことで、地域の環境の良さや問題点への気付き、地域貢献への芽生えを促し、地域コミュニティーをけん引する持続可能な社会のリーダーとなる人材を育成することを目的とする。

　実施校は設定したテーマに基づいてまちの環境の良さや問題点を協議するほか、市役所・役場への訪問、自然観察、地域住民へのインタビューなどで収集した情報を整理・分析し、地域の自然や街並みなどを未来に残す方法をまとめる。

　５年度は滝川市立江部乙小学校など７校が参加し、環境保護、産業の振興、防災・減災など様々な観点からＳＤＧｓの目標と地域の課題を結び付けた「地域未来図」を作成した。

　６年度の実施校は６校で、５・６年生の児童約１４０人が参加する。４月下旬～５月上旬に学校向けの説明会を開催し、道ＳＤＧｓ推進人材バンクの講師を各学校に派遣。担当教員にＳＤＧｓ１７のゴールやプログラムの進め方をレクチャーする。

　実施校の児童にはＳＤＧｓの学習ノートや学習資料を配布し、５～１１月にかけて学習を進める。

▽上川＝中富良野町中富良野小

▽渡島＝八雲町熊石小

▽宗谷＝稚内市稚内港小

▽オホーツク＝遠軽町安国小

▽十勝＝上士幌町上士幌小

▽釧路＝釧路市青葉小

(道・道教委 2024-04-16付)