名寄産業高家庭クラブが寄贈 最後に駅を華やかに JR名寄駅待合室に座布団(学校 2024-05-23付)
座布団を寄贈する鈴木会長(右)と受け取る坂上駅長
【旭川発】名寄産業高校(八丁正樹校長)家庭クラブは17日、JR名寄駅へ待合室のいすに使用する座布団を寄贈した。同校の前進となる旧名寄恵陵高校時代から36年続く伝統行事。本年度で閉校となる同校にとっては最後の寄贈となる。家庭クラブ会長の鈴木紅華さん(3年)は「最後に駅を華やかにできて良かった」と口元を緩めた。
活動は、旧名寄恵陵高校時代から続く同校家庭クラブの伝統行事。昭和63年12月から毎年、クラブ活動の充実や向上、地域貢献の心を養うことを目的に実施している。座布団は、ことし4月から製作。
名寄市を体現するものとして、ヒマワリの柄の生地を使用した。
デザインは、名寄東小学校の児童が名寄市の魅力をかるたにした「なよろ魅力かるた」の絵札の絵を採用。市の鳥として認定されているアカゲラや観光名所のひまわり畑など、名寄市のイメージを伝えやすいものとなっている。
当日、同クラブの3年生全員が寄贈式に出席。鈴木会長が坂上武史駅長に座布団20枚を手渡した。
坂上駅長は「毎年、温かみのある座布団をいただいていることに感謝。大切に使っていきたい」と謝辞を述べた。
八丁校長は、後輩のいない中でも製作を頑張った生徒に敬意を示した上で「最後まで頑張ってくれて、良かったと思う」と、気持ちを語った。
鈴木会長は、できることなら活動を引き継いでほしい気持ちを話した上で「ずっと続けてきた活動が終わるのは少し残念だけれど、最後に駅を華やかにできて良かった」と口元を緩めた。
(学校 2024-05-23付)
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