札幌手稲高　全普通教室に　簡易冷房計４８台設置　ＰＴＡ・後援会が協力

（学校 2024-05-24付）

札幌手稲高校クーラー設置

　札幌手稲高校（久保肇校長）は１８日、同校ＰＴＡ・後援会の協力のもと、簡易クーラー設置作業を行った。全ての普通教室に２台ずつ計４８台を設置。ＰＴＡ・後援会、同校教職員が力を合わせ、生徒たちの安全な教育環境整備に一役買った。

　取組は、夏の暑さ対策として各学校に配布されたクーラーについて「生徒の学習環境を整える手伝いを一緒にしていただけないか」とＰＴＡ・後援会に呼びかけ、実現したもの。当日は、ＰＴＡ・後援会、同校教職員を合わせて約４０人が参加した。

　高井史朗ＰＴＡ会長が「けがのないよう気をつけながら子どもたちの環境整備に尽力しよう」とあいさつしたあと、参加者全員が学校への思いを添えながら自己紹介した。

　続いて、３年生の教室に移動し、ＰＴＡでクーラー取り付けに詳しい三宅正晃さんと、同校環境整備員の菊地英勝さん、大宮正久さんが作業手順を説明。その後、各年次の教室に分かれて順番に１台ずつ取り付けた。

　参加した１年次保護者の東海林睦さんは「説明のとおり作業を行った。協力し合ったおかげか思いのほか短時間で終えることができた」、２年次保護者の杉田充さんは「取り付けは学校が行うと聞いていたが大変だろうと思っていた。手伝いができて本当に良かった」と述べた。

　また、１年次保護者の牧野真人さんは「息子が吹奏楽部員で、ちょうど１年生の教室で練習している姿が見られてうれしかった」と笑顔で話した。

　同校では、今後、取り付け状況とブレーカー容量の確認を行い、順次稼働することとしている。

(学校 2024-05-24付)