札幌市内中高生の５年度進路状況　高校進学　３７人増１.３万人　大学進学は６割超８千人に

（札幌市 2024-06-10付）

５年度卒業者の進路状況（クリックすると拡大表示されます）

　文部科学省が実施した５年度学校基本統計（学校基本調査）結果から、札幌市内の中学校、高校、中等教育学校卒業者の進路状況が分かった。中学校では、全日制高校進学者が前年度比３７人増の１万３１４４人に上った。高校では、６割を超える７８８９人が４年制大学に進学した。

　学校基本調査は、文科省が学校に関する基本的事項を調査し、学校教育行政上の基礎資料を得ることを目的に昭和２３年度から実施しているもの。

　５年度における市内の卒業者の総数は、中学校が１５２人増の１万５２６８人、高校が７３０人減の１万３０１４人だった。

　中学校卒業者の状況をみると、進学者は１４９人増の１万５０４９人。うち全日制高校が１万３１４４人、定時制高校が４４４人、通信制高校が１１０３人、高等専門学校が６２人、その他が２９６人となった。

　就職したのは前年度と同数の２３人だった。

　高校卒業者では、進学者が２４０人減の８２３４人。内訳をみると、４年制大学が最多の７８８９人、短期大学が３３５人となった。このほか、専修学校等への入学者が２８５６人に上った。

　就職等は４８人減の１１０１人。自営業主等が１１人、無期雇用労働者が１０７４人、有期雇用労働者が２人、臨時労働者が１４人となっている。

　中等教育学校後期課程の卒業者は１０人減の１４５人。１１７人が大学等に進学、２６人が専修学校等に入学した。

　中等教育学校前期課程の修了者１５９人のうち、１４９人が中等教育学校後期課程に進学。１０人がその他の高校に進学した。

(札幌市 2024-06-10付)