札幌市立高・特校長会が研究協　８月要望書の草稿確認　不登校生徒遠隔授業対応も

（札幌市 2024-07-08付）

　札幌市立高校・特別支援学校長会（矢田春義会長）は２日、市立札幌新川高校で第４回研究協議会を開催した。８月に市教委に提出する要望書の草稿を確認したほか、不登校等の生徒が自宅で遠隔授業を受けた際の対応などについて話し合った。

　開会あいさつに立った矢田会長は、これから暑さ対策が本格化することを踏まえ、緊急対応として導入された移動式エアコンの運用に係るルール作り、暑さ指数計の活用などを呼びかけ「生徒の教育環境の改善につながれば」と期待した。

　また、少子化や働き方改革の推進などを背景に、様々なことが「今ある体制で継続していくことが難しくなってきている」と触れた。道立高校を含めて管理職の確保が課題となっていることから「副校長・教頭、事務長会を含めて支え合いながら、安定的に運用できたら」と述べた。

　続いて、各連絡協議会、市高スタンダード推進委員会、特別委員会の担当者が連絡事項などを報告。また、毎年度市教委に提出している要望書「市立改革とその推進に向けて」の草稿などを確認した。

　文部科学省が、不登校等の生徒が自宅で遠隔授業を受けた際の単位を認定できるようにしたことから、市教委の今後の動向などについて情報共有した。

　このあと、高校、特別支援学校の各部会に分かれて協議した。

　次回の協議会は、２９日に市立札幌啓北商業高校で開催する予定。

(札幌市 2024-07-08付)