札幌市教委　女性管理職の割合　０.９Ｐ増１７・８％に　小学校教頭　９人の大幅増

（札幌市 2024-07-16付）

女性管理職の割合の推移（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委のまとめによると、４月１日現在の教職員における女性管理職の割合は、前年度と比べ０・９ポイント増の１７・８％となった。特に、小学校教頭が９人の大幅増となっている。

　市立小・中学校、高校、特別支援学校、幼稚園を合わせた管理職の総数は６３０人。うち女性は１７・８％の１１２人だった。

　内訳は、校長・園長が３１５人中５９人（１８・７％）、副校長・教頭が３１５人中５３人（１６・８％）となった。

　校種別にみると、小学校は校長が２人減の４０人（１９・６％）、教頭が９人増の３８人（１９・２％）。中学校は校長が２人増の１４人（１４・２％）、教頭が２人減の１５人（１５・０％）だった。

　高校と特別支援学校は、校長と副校長・教頭共にゼロ。幼稚園長は９人中５人が女性となっている。

　市は平成２８年度に策定した特定事業主行動計画「市子育て・女性職員応援プラン」で、全教職員に占める女性管理職の割合を令和８年度までに１９％以上とする目標を掲げている。

　過去５年間の状況をみると、２～５年度は１６％前後で推移していたが、本年度初めて１７％台に到達。着実に目標値に近づいている。

　市教委は「主幹教諭や主任クラスの女性教諭が増えてきており、自然と選考に挙がるようになってきているのでは」としている。

(札幌市 2024-07-16付)