北数教 研究主題協議会 未来切り拓く力育成へ 10月24~26日に研究大会(関係団体 2024-07-17付)
道算数数学教育会(北数教、佐々祐之会長)は、オンラインで本年度研究主題協議会を開いた。研究主題「未来社会を切り拓く力を育む算数・数学教育の探究」のもと、小・中・高校3校種の活動および研究内容の交流に向けた取組を検討。10月24日から3日間、第79回研究大会渡島・檜山・胆振・日高大会をオンラインで開催することを確認した。
6年度研究主題は「未来社会を切り拓く力を育む算数・数学教育の探究~主体的・対話的で深い学びの実践を通して」。基本方針には「小・中・高の3部会の活動および連携がさらに深まるよう支援・調整に努める」など5点を決定した。
運営方針として「全道各校・各会員とのネットワーク構築」「さらなる3校種間の活動および研究内容の交流に向けた取組を検討する」など5点を据えた。
年間計画をみると、10月24日から3日間、第79回道算数数学研究大会渡島・檜山・胆振・日高大会を開催する。広範囲でのオンライン大会は初めての試み。24日は高校部会が講習会、領域別分科会を実施。25、26日は小学校部会、中学校部会が特設授業分科会、講習会、分科会を開く。
また、10月12日と7年1月25日に三校種研究協議会を開催することなどを決定した。
統括本部役員はつぎのとおり。=敬称略=
▽会長=佐々祐之(道教育大札幌校教授)
▽副会長=中村義則(札幌市太平南小校長)―新、須藤勝也(札幌市平岸中校長)、尾﨑茂樹(市立札幌旭丘高校長)―新
▽監事=岡田美樹(札幌市東園小校長)―新、村松信幸(札幌市前田北中校長)、宮澤一(札幌南高校長)
▽事務局長=高田洋史(札幌市平岸小校長)―新
◆問いの共有化等へ 教師の手だて追究 小学校部会
小学校部会の研究主題は「未来を拓く力をはぐくむ算数教育」と設定した。第79回大会の成功に向けて、研究主題の具現化と検証に努めるとともに、算数教育に関わる教員の学びと交流に資することを目指す。
研究副主題は「主体的・対話的に学び、数学的な見方・考え方を高める問題解決学習の創造」。視点には①問いをもち、既習を活用しながら、主体的に学び進めるようにする②教室の仲間と対話し、数学的な見方・考え方を創造できるようにする―の2点を設定。必要に応じて軌道修正するためのメタ認知能力の育成や、問いの共有化・焦点化を図る教師の手だてなどを追究する。
活動方針については、10月25、26日に開かれる第79回渡島・檜山・胆振・日高大会の成功に向けて「研究主題の具現化の検証」「算数教育を研究する先生方の学びの機会と交流」「各支部の研究活動活性化の機会」に努めることを確認した。
また各地区と事務局のつながり強化や、会員数の増加に向けた取組を検討することなどを盛り込んだ。
小学校部会の役員はつぎのとおり。=敬称略=
▽部会長=島貫靜(札幌市栄緑小校長)―新
▽副部会長=加瀬富久(札幌市宮の森小校長)―新、柴田康徳(旭川市新町小校長)―新、中田実千代(新ひだか町三石小校長)―新、庄司ひさ子(札幌市南小校長)―新、辻川智宏(標茶町標茶小校長)―新、渡曾朋広(石狩市南線小校長)
▽事務局長=森井厚友(札幌市平岸高台小校長)―新
◆資質・能力育成へ 全道域で授業改善 中学校部会
中学校部会は、第79回渡島・檜山・胆振・日高大会や、8月中旬および来年1月中旬の学習会に向けた準備を進める。
研究主題は「“学びをつなげる”力を育む数学教育の探求~数学的活動のさらなる充実を目指した授業デザインの実践研究」。学習指導要領が定める三つの資質・能力育成に向けて、全道全域でさらなる授業改善を目指す。
10月25日から2日間にわたって開かれる第79回大会では、開催地4本を含めた計8本の研究発表を計画。大会に向けて発表者の調整を進めることを確認した。
研修会は、8月中旬と来年1月中旬の長期休業期間中に開催することを計画。7年度に予定されている第80回札幌大会に向けて、研究発表者や授業者の準備を進めることを申し合わせた。
中学校部会の役員はつぎのとおり。=敬称略=
▽部会長=石井貴司(札幌市陵陽中校長)―新
▽副部会長=千葉雅樹(旭川市緑が丘中校長)、池田浩司(函館市桔梗中校長)、山口貴治(札幌市新川中校長)―新、臼田克明(札幌市西岡北中校長)―新、蠣崎浩一(厚岸町厚岸中校長)―新、寺嶋裕介(新篠津村新篠津中校長)―新
▽事務局長=長谷川英和(札幌市あいの里東中主幹教諭)
◆数学コンテスト 1月開催目指す 高校部会
高校部会では、数学教育実践研究会と代数解析研究会の事業計画を決めた。
数学教育実践研究会では、本年度4回の研究会を開く。8月以降のスケジュールをみると、8月24日に第130回研究会をオンラインで開催。11月30日の第131回は札幌市東区民センターで、7年1月25日の第132回はオンラインで実施する。
一方、代数解析研究会は、本年度8回の例会をオンラインで開催することを確認。9月中旬にオンラインで第12回大学入試研究協議会を開くとともに、7年1月11日に第43回道高校数学コンテストを開催することなどを申し合わせた。
高校部会の役員はつぎのとおり。
=敬称略=
▽部会長=上野秀俊(札幌あすかぜ校長)
▽副部会長=須藤克志(札幌東校長)―新、相馬利幸(札幌西校長)―新、田村信明(札幌英藍校長)、三関直樹(市立札幌清田校長)―信、清水信彦(函館中部校長)、花松均(市立函館校長)、辻伸也(札幌西陵校長)―新
▽事務局長=村田佑介(札幌東教諭)
(関係団体 2024-07-17付)
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