道特長 第1回理事研究協 個別最適・協働的学び 一体的な推進を 四木会長 学習指導要領完全実施で(関係団体 2024-07-19付)
道特長理事研
道特別支援学校長会(四木定宏会長)は16日、道庁別館で本年度第1回理事研究協議会を開催した。障がい種別校長会の本年度研究計画や各支部の活動計画などを審議。あいさつに立った四木会長は、本年度で学習指導要領が完全実施となることに触れ、各校の現状や特色を踏まえながら個別最適な学びと協働的な学びの一体的な推進を一層加速していく考えを示した。
開会に当たり、四木会長があいさつ。学校と地域社会の関わりについて、これまで地域資源を活用して学校教育の充実を図る一方向の連携が多かったが、今後は、学校が地域と共に地域社会の充実を図りつつ、学校教育の目的の達成を目指す双方向の連携が求められることに触れた。
教育施策については「本年度で学習指導要領が高等部において完全実施となり、幼児から高校生が新しい学習指導要領による学びを進めることになる」と強調。「主体的・対話的で深い学びの実現といった学習指導要領の理念の実現に向けたこれまでの取組の評価をしっかりと行い、ICT等も活用し、各校の現状や特色を踏まえながら個別最適な学びと協働的な学びの一体的な推進を一層加速していきたい」と述べた。
議事に移り、障がい種別校長会の研究計画を審議。聴覚障がい教育では、聾学校長会の冬季研究協議会を来年1月8日、教頭・合同夏季研究協議会を8月中に、冬季研を来年1、2月ごろに開催することを確認した。
視覚障がい教育では、11月14、15日の2日にわたり、帯広市で道視覚障害教育研究大会を開催することや盲学校校長・教頭等合同研究協議会を12月10日に開くことなどを盛り込んだ。
知的障がい教育では、8月8、9日に夏季研究協議会を、来年1月8日に冬季研究協議会を開催するほか、道特別支援教育研究協議会(北特研)主催の全道大会が30日に開かれることなどを確認した。
肢体不自由・病弱教育では、校長・副校長・教頭合同研究協議会を8月31日と来年2月に開く予定を確認。また、29、30日に肢体不自由教育専門性向上セミナーを手稲養護学校を会場に開催することを申し合わせた。
引き続き、各支部が活動計画等を報告。このほか、施策要望に係る今後の業務推進や6年度教職員の人事・教職員定数に関する評価、8月8日に札幌市内のかでる2・7で開催する夏季研究協議会の内容などを協議した。
このあと、道立特別支援教育センターの柏木拓也所長が情報提供。同センターの運営状況や北海道における特別支援教育の動向などを解説した。
(関係団体 2024-07-19付)
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