札幌市教委　臨時教員等説明会　“先輩”が経験談披露　やりがいなど伝えエール

（札幌市 2024-07-17付）

札幌市教委が臨時教員等説明会

　札幌市教委は６日から２日間、市内のＳＴＶ北２条ビルで未経験者やブランクのある人を対象とした臨時教員等説明会を開催した。２日間で計６５人が参加。実際に学校現場で働く臨時教員が経験談などを披露し「できることが毎日増えるのがうれしい」などとやりがいを伝えた。

　教員免許を所有するものの、教職に就いていなかったり、相当期間教職から離れていたりする、いわゆる「ペーパーティーチャー」を対象としたもの。学校現場の欠員解消に向け、臨時教員の確保につなげることを目指し、５年度から実施している。

　はじめに、市教委担当者が市が求める教員像、教員の１日の流れ・授業準備、教員免許状や臨時教員・非常勤講師の概要などについて説明した。

　今回、新たに市内の学校で実際に勤務している臨時教員３人が経験談などを披露。

　教員生活の中で印象深いこととして「体育が苦手だった子から“今まで体育が地獄だったのに天国になった”と言われた時」「生徒の日々の成長、何かを達成した時のうれしそうな顔を見れた時」などを挙げた。

　また「できることが毎日増えるのがうれしい」「困り事が多かった子が落ち着いた時、授業がうまくいった時にやりがいを感じる」などと伝え、参加者にエールを送った。

　参加者から「先輩臨時教員の話を聞いて、私も前向きにチャレンジしてみたいと思った」「具体的な仕事の様子を知ることができて良かった」「再び子どもと接する仕事に就きたいという気持ちを再確認できた」などの感想が上がった。

(札幌市 2024-07-17付)