部活動地域移行へ指導者研修 年5回の研修を計画 初弾でバドミントン講習会 中札内村教委(市町村 2024-08-20付)
中札内・スポーツ指導者講習会
【帯広発】中札内村教委は6年度、部活動の地域移行に関わって中学校部活動や少年団の指導者等を対象とした年5回の研修を計画している。初弾として、7月中旬に村部活動地域移行推進協議会と共催し、バドミントンに関わるスポーツ指導者講習会を実施。少年団活動に関わる地域人材や保護者が、専門家から効果的な指導方法などを学んだ。
外部人材が部活動や少年団活動に携わる機会が増えていく中、村教委は6年度、指導者の資質向上を図るために研修実施を計画。年5回を予定しており、実践的な研修に加え、医学や科学、ハラスメントなどに関する最新情報等を提供する。
7月中旬、バドミントン少年団の指導に関わる地域人材や保護者等を対象に講習を開催。十勝バドミントン協会少年団部の髙野拓己さん、小松正直さん、西山幸子さんを講師に招いた。
村内では昨年11月に、バドミントン少年団の指導を活動の主軸に置く「中札内バドミントン協会」が設立された。指導者や少年団役員の協働体制が整い、6年度の団員は小学生24人で、村外の子どもたちも入団している。
協会設置前から保護者も練習に協力しており、この日の研修には保護者や協会員約20人が参加。子どもたちと共に、バドミントンの動きにつながるウオーミングアップや練習の方法を学んだ。
ネットを使用した練習では、保護者が投げたシャトルを、子どもが手のひらで受け取った。講師は「足で位置を合わせるように踏み出すことがポイント」と、シャトルに向かう正しいフォームを指導。協会員は、足の踏み出し方やタイミングを重点的に見るよう意識し、子どもたちの指導に当たった。
少年団会長を務める保護者は「保護者の多くは未経験で、低学年のフォローなども行う。必要な動きや専門的なことなど、子どもに伝えられることが増えてうれしい」と笑顔。指導力向上を目指す協会員に対しては「熱心に指導方法を勉強する姿を間近で見て、保護者として心強く安心感がある」と話した。
協会長の成田康浩さんは「指導方法に加え、練習のめりはり、意欲向上につながる雰囲気づくりや声かけなども学んだ」とし「少年団全体のレベルアップにつながる」と今後の指導への意欲を示した。
(市町村 2024-08-20付)
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