夏休み親子土木施設見学ツアー　建設業の魅力を体感　札幌市建設局が７６人招待

（札幌市 2024-08-21付）

ミニバックホーの操作体験も

　札幌市建設局は１日から２日間、小学生と保護者を対象とした「夏休み親子土木施設見学ツアー」を開催した。両日とも３８人ずつの７６人の親子が参加。完成したばかりの小学校校舎や橋梁新設工事、道路新設工事、新幹線のトンネル工事を訪れ、ゲームや試乗体験などを通して建設現場の仕事を楽しく学んだ。

　ツアーは、将来の担い手として期待される子どもたちに建設業の社会的使命や魅力を伝えるＰＲ事業として平成２７年度から行っている。

　初日は、３月に完成したばかりの光陽小学校校舎の見学後、札幌北広島環状線屯田高架橋上部新設（岩田地崎建設㈱）、隣接で施工中の屯田茨戸通道路新設（北土建設㈱、一二三北路㈱）を訪れた。

　２日目は、光陽小と屯田茨戸通道路新設に加え、ＪＲＴＴ発注の北海道新幹線札樽トンネル札幌（大林・東亜・大本・みらい・丸彦渡辺ＪＶ）も見学した。

　初日の道路改良現場では、北土建設の金澤貴史現場代理人が小学生にも分かりやすく工事概要を説明した。その後、４班に分かれ、バックホーの試乗体験、ミニバックホーの操作体験、フォートナイトでゲームをしながら工事完成シミュレーション体験、砂に埋まっている宝をＡＲで探って掘り起こす宝探しゲームを体験した。

　市建設局土木部業務課の宮岡昌宏技術管理担当係長は「建設業の担い手不足が深刻化する中、子どもたちに土木の最新技術を見てもらい、少しでも建設業に興味をもってもらえたら」と期待した。

(札幌市 2024-08-21付)