道・札幌冬季競技団体連絡会議　世界屈指の都市目指し　アスリート発掘・育成へ

（札幌市 2024-08-21付）

　世界屈指のウインタースポーツシティの実現などを目的とした道・札幌冬季競技団体連絡会議がこのほど、札幌市役所で開かれた。各競技団体の役員らが出席し、アスリートの発掘・育成に向けた取組などについて活発に意見を交わした。

　札幌冬季オリンピック・パラリンピックの招致活動停止に伴い、冬季オリンピック・パラリンピック競技団体連絡会議から名称変更したもの。

　世界屈指のウインタースポーツシティの実現とその効果の道内への波及を目的として①冬季国際大会の誘致②冬季競技の普及・振興③アスリートの発掘・育成―などについて協議するとしている。

　道と札幌市が一体となって推進していこうと、事務局は道環境生活部、市スポーツ局スポーツ部に設置することとした。

　開会あいさつに立った勝木紀昭会長（道スキー連盟・札幌市スキー連盟会長）は「それぞれの団体の考え方を踏まえ、忌憚のない意見を」と呼びかけた。

　つぎに、事務局担当者が第２期市スポーツ推進計画案におけるウインタースポーツ普及の取組、さっぽろスノースポーツフェスタ２０２５、統合型ハイパフォーマンススポーツセンターの誘致などについて説明した。

　出席者からは「裾野拡大に向けて、若い世代を取り込んでいく必要がある」「少年団の活動で、日常的に練習しやすい場所が少なくなってきている」など、アスリートの発掘・育成に関する意見が多く上がった。

(札幌市 2024-08-21付)