校長室から―未来育む札幌の学校―　“子は地域の宝”に感謝　札幌市立新川中央小学校

（札幌市 2024-08-21付）

鈴木秀和校長

▼わが校の強み

　本校は昭和４７年に開校、５２年目を迎えました。

　開校までは、新川を渡って西区の琴似中央小学校に通っていましたが、新川地区の子どもたちが増え、住民の方々の切なる願いと多くの方々のご努力によってこの地に建てられました。

　琴似中央小、和光小、新琴似小の３校を合わせて５１３人の子どもたちによって新川中央小学校が誕生。新川桜並木をはじめ、地域の方々と共に先人が築き上げてきた様々な伝統と財産を引き継ぎ、日々実践に取り組んでいるところです。

▼児童の成長に向けて

　地域に「新川中央地区防犯パトロール隊」があります。犯罪のない安全で安心なまちづくりのためのボランティアによる自主活動で、基本的に毎月第３金曜日にパトロール活動を行っています。

　全学年一斉下校時刻に本校玄関前に集合、子どもたちの下校に付き添いながらパトロール活動を行い、下校時の見守り活動も同時に行っていただいています。

　放課後の公園でも地域の方々が見守ってくださるなど「子どもは地域の宝」と話してくださる地域の方々に、子どもたちの成長は支えられています。

▼授業づくりの工夫

　前年度“開校５０周年新川中央小学校研究会”を開催しました。参会者から今後の授業力向上につながる貴重なご意見をいただきました。

　本年度「あいをもとめる子の育成～子ども一人一人が学びの主人公となる授業構築」を研究主題にし、視点１「学びの世界に導く手立て」、視点２「学びを持続する手立て」を設定、新しい研究をスタートさせました。

　本年度も１人１実践の授業公開を行い、授業力向上を目指します。

▼教職員への思い

教職員一人ひとりが責任感を持って学校運営に参画しています。また、本校の教職員は、子どもや保護者への対応を丁寧に行っています。

　子ども同士のトラブルがあった際には、副担任をはじめ必ずチームで対応し、複数で関係児童からしっかりと話を聴き、事実確認を行い、適切に指導した上で、全ての保護者に対しても遺漏のないよう連絡しています。

　本校の子どもたちのために、いつも全力で業務を推進している本校の教職員一人ひとりに感謝の気持ちでいっぱいです。

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